真夏の消防署へ涼を!共済と消防の知られざる絆

真夏の消防署へ涼を!共済と消防の知られざる絆

猛暑の中、市民の安全を守る消防職員の皆様へ感謝を込めて、さっぽろ市民共済が特製うちわを届けた活動を紹介します。共済設立の背景にある消防との深い繋がりと、「相互扶助」の精神、そしてご家庭の火災予防の大切さをお伝えします。

猛暑の夏、私たちが消防署へ「涼」を届けに行ったワケ


「うだるような暑さ」という言葉がぴったりの今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。エアコンの効いた部屋で快適に過ごす時間も大切ですが、この猛暑の中でも、私たちの安全な暮らしを守るために、昼夜を問わず活動してくださっている方々がいます。


そう、消防職員の皆さんです。


先日、私たち「さっぽろ市民共済」の職員は、札幌市消防局をはじめ、市内の消防署を訪問し、ささやかながら暑中見舞いとして特製の「うちわ」をお届けしてきました。(各出張所には、郵送させていただきました)


「なぜ共済が消防署に?」と不思議に思われるかもしれませんね。実は、私たちと消防職員の皆さんとの間には、設立当初からの深くて温かい「絆」があるのです。今回は、その知られざる関係性と、私たちがこの活動に込めた想いについてお話しさせてください。


「もしもの時」を支え合う、原点からの想い


私たちが今回お届けしたのは、ただのうちわではありません。組合のマスコットキャラクターであるシロクマと、夏の夜空を彩る花火をデザインし、「ひとときの涼風でご自愛ください」というメッセージを添えた、完全オリジナルの一品です。


この活動の根底には、当組合の設立精神である「相互扶助」の心があります。実は、さっぽろ市民共済は1962年(昭和37年)に、当時の消防職員・消防団員の方々が「手頃な掛金で、万が一の火災の際に仲間同士で助け合える仕組みを作ろう」という熱い想いから誕生した組合なのです。


その先輩たちが築き上げた「支え合いの輪」を、今の時代の消防職員さんたちにもぜひ活用していただきたい。そんな願いを込めて、うちわと一緒に、特別なご案内チラシも同封させていただきました。


それが、消防職員・消防団員の方を対象とした「団体扱制度」です。これは、一般のご契約よりも掛金が割引になる、大変お得な制度。 市民の「もしも」に備えるプロである消防職員の方々ご自身の「もしも」を、今度は私たちが支えたい。その想いを、涼しい風と共にお届けしたかったのです。


「支え合いの輪」は、地域みんなの安心のために


この取り組みは、消防職員の皆さんへの感謝を伝えるだけでなく、ブログを読んでくださっている市民の皆さん一人ひとりと、地域の「安心」を考えるきっかけになれば、という願いも込められています。


火災は、いつどこで起こるかわからない、最も身近な災害の一つです。私たちさっぽろ市民共済の火災共済は、保障を火災に絞ることで、皆さまが加入しやすい手頃な掛金を実現しています。 もちろん、ご希望に応じて地震や台風などの自然災害に備える保険を組み合わせることも可能です。


消防職員の方々が日々、火災予防を呼びかけているように、まずは私たち自身が「わが家の備え」を万全にすることが大切です。そして、それでも起こってしまった「もしも」の時に、みんなで少しずつ出し合った掛金で支え合うのが「共済」という仕組みです。


あなたが共済に加入することは、単に自分の家を守るだけでなく、地域に住む誰かの「もしも」を支えることにも繋がります。この「相互扶助」の輪が大きく広がっていくことこそが、災害に強い、安心して暮らせるまちづくりの第一歩になると、私たちは信じています。


まとめ:感謝を力に、安心のバトンを未来へ


今回は、私たちが消防署へ暑中見舞いをお届けした活動の裏側にある、共済と消防の温かい関係性についてお話しさせていただきました。


この活動は、日頃の感謝を形にすると同時に、共済設立の原点である「仲間を助けたい」という想いを、改めて現代に繋ぐための大切な一歩でした。消防職員という「防災のプロ」にご自身の備えを万全にしていただくことは、ひいては地域全体の安心感を高めることにも繋がります。


そして、この記事を読んでくださった皆さんが、ご自身の火災への備えを見直すきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。「自分だけじゃない、みんなで支え合うんだ」という「相互扶助」の心が、このまちに暮らす私たち一人ひとりに根付いていくこと。それが、さっぽろ市民共済が目指す「地域のきずな」です。


これからも私たちは、地域に貢献し、皆さまと共に安心と信頼を築いていけるよう、活動を続けてまいります。